【ミャンマー家庭料理の会】
(2004年6月6日 於:麻生市民館料理室)        講師:ミントミント ウィン
1 鶏肉とジャガイモのミャンマーカレー

材料(8人分):
 鶏もも肉 2枚  ジャガイモ 大4個 タマネギ 大1個 
 ニンニク(すり下ろしたもの) 大匙山盛1杯
 生粉唐辛子 大匙1杯  ウコン(ターメリック) 中匙1杯 ガラムマサラ 大匙1杯
 ナンプラー 塩 油 ロリエ(月桂樹の葉)2、3枚 味の素 少々

作り方:

1鶏肉は一口大に切って、ターメリック(中匙1杯)、ガラムマサラ(大匙1杯)、塩(小匙1杯) を入れて良く揉むように合わせておく。
2タマネギ、ニンニクはすりおろして置く。
3ジャガイモは皮を剥いて4つ切りにして水に入れておく。
4フライパンか厚手鍋に、油半カップをいれ、熱くならない内にすりおろしたタマネギを入れ中火よりやや弱い火でゆっくり水気を飛ばすように色付くまで炒める。ニンニクのすりおろしを加え更に炒める。
5鶏肉をよく炒める。ロリエの葉を加えて更に炒める。ジャガイモを加え更に炒め、水をヒタヒタに被 るくらい入れて静かに煮る。
6ナンプラー、塩少々、味の素少々で味を調える。

 *タマネギは水分の少ないタマネギを使用し、色付くまでしっかり気長に炒める。
 *鶏肉、ジャガイモを入れてしっかり炒める。タマネギ、ニンニクの旨みを鶏肉、ジャガイモに吸収させる。
 *最後に味を調えるとき塩加減に注意する。


2 夏野菜と豆のミャンマー風煮込み

材料:

レンズ豆 1.5カップ  大根 1/3本  ナス 2本  オクラ 15本  タマネギ 大1.5個
トマト 半個  生唐辛子粉 大匙大盛り1杯  ガラムマサラ 大匙1.5杯  ロリエ 3枚 
ニンニクのすりおろし 大匙大盛り1杯  ナンプラー  塩  味の素  油

作り方:

1レンズ豆はサッと洗って タップリの水で柔らかくなるまで、ふきこぼれない強さで静かに煮る。
2タマネギ1個とニンニクはすりおろして置く。
3大根は皮をむいて一口大に乱切りする。
4オクラのヘタを取って斜めに切る。
5ナスは縦に切って乱切りにする。
6フライパンに油大匙3程を入れ、すりおろしたタマネギが色付くまで静かに炒める。火加減は中火よ りやや弱火。タマネギが色付いたら、ニンニクを大匙大盛り1杯を加えて更に炒め、生唐辛子粉大 匙山盛り1杯とガラムマサラ大匙1を加えて炒める。
7茹で上がったレンズ豆の水を切り、6に加えてサッと炒め、大根を加えて更に炒める。
8Fにひたひた程度の水を加え、大根が煮えたらオクラ、トマト、ナスを加え全ての野菜が柔らかくな るまで静かに煮込み、最後にナンプラー大匙2杯程度と塩、味の素で味を調える。

3 モンヒンガ―

材料:
 なまず(冷凍) 1本  レモングラス 5〜6本  タマネギ 大1個  レモン 1個 
 すりおろしニンニクニンニク 大匙2杯  香菜 少々  万能葱  半束 
 ナビョウ(バナナの茎を干したもの) 1つかみ  レンズ豆を米粉で揚げた物 ターメリック
 サンローモ(米を炒って粉にしたもの) 半カップ 生粉唐辛子  塩  胡椒  ナンプラー 
 サラダ油  素麺  50g〜100g(一人当たり) 魚味のダシの素

作り方:

1ナマズは解凍してよく洗う。
2レモングラスを斜めに0.7cm位に切る。
3バナナの茎を干したナビョウを水洗いし、タップリの水に浸けておく。
4鍋にナマズがかぶるくらいの見当で水を入れ、ナンプラー大匙4、レモングラスとターメリックを加   えて煮立て、なまず を茹でる。
5茹でたナマズを取り出し、スープの中のレモングラスを網杓子で取り除き、ナビョウを加えて静かに 煮る。
6ナマズは身をほぐしながら頭と骨を取り去る。皮は使う。
7フライパンに油大匙1を熱し、ニンニク大匙山盛り2杯を入れて炒め、タマネギのすりおろしの水を 切って色付くまで炒める。生唐辛子の粉を大匙すりきり1杯を加えて更に炒め、ナンプラー大匙1ず つを順次加えて炒め続ける。
8Fにほぐしたナマズを加えて更に炒める。
9一方、サンローモ(米を炒って粉ににしたもの)半カップを水で溶いてから小鍋に移しタップリの 水を加えて、沸騰を始めるまでまで火に掛ける。
10GにDを加えて煮続ける。Hを加え、焦がさないようにかき混ぜながらしばらく煮続ける。
11Iの汁に、ナンプラー、胡椒、塩少々、魚味のダシのもとを加えて味を調える。
12香菜、万能葱を薬味用に切る。 レモンを人数分に、汁を絞りやすいように切る。
13タップリのお湯を沸かして素麺を茹でる。
14茹で上がってよく水洗いした素麺を椀に取り、Hの汁を掛け、細葱、香菜、レンズ豆を揚げた物を  添え、レモン汁を掛けて食する。

*日本では、ナマズは手に入りにくいので、マグロやブリ等の切り身を使ってもよい。
*素麺はよく洗い、一口ずつ皿に並べて、アツアツのスープと一緒にテーブルに出すともてなし料理にもなる。


4 お茶の葉の和え物

材料:
‘お茶の葉の和え物’セット 1袋   トマト 半個   干し海老(小ぶり海老を干したもの)
レモン  キャベツ 少々 (なくともよい)

作り方:

1キャベツ少々をできるだけ細く千切りにし、トマトもできるだけ薄くスライスして置く。
2ボールに、‘お茶の葉の和え物’セットの全ての材料を出す。キャベツのスライスしたもの、薄切りのトマトを加え、レモン汁を絞りいれて手でしっかり混ぜ合わせる。
3皿に盛り、干し海老を掛ける。

5 ナビーチェ(ガピと干し海老のデンプとトマトのソース)

材料:
ガピ 大匙3杯  干し海老のデンプ 30g  トマト 大1個  タマネギ 1個
香菜 4〜5本(なくともよい)  ニンニクのすりおろし 大匙山盛1杯  生唐辛子粉 大匙山盛1杯ナンプラー,
味の素

キューリ 人参 キャペツ レタスなど生野菜適宜

作り方:

1ガピに1カップほどの水を加えよく溶いて置く。
2タマネギはすりおろして絞り、絞り汁は別にして置く。
3トマトは1cm程の厚さにスライスして置く。
4フライパンに、油大匙3程を入れ、熱くならない内にタマネギを入れ、水を 飛ばすように薄茶色に なるまで炒め、ニンニクのすりおろし大匙山盛り1杯と生粉唐辛子大匙山盛り1杯を加え、トマトの 櫛切り、ガピを溶いたもの香菜のざく切りも順次加えて炒め続ける。
5干し海老のデンプ、タマネギのおろし汁なども加えて更に炒め、 トマトなどはつぶしてペースト状になるよう炒めて行く。水分が足りなければ水も加え、最後に、塩小匙2程度加えて味を整える。
6一口大のキャベツやレタス、ステック状に切ったキューリ、人参につけて食べる。

*冷蔵庫で保存すればしばらく持つので常備菜として作って置く。
*ご飯のおかずにしたり、素麺にまぶして食べると美味しい。