キルギスのお正月を、ケレザさんと一緒に祝おう
<キルギス料理を作って食べよう会>
講師:タクィルバシェワ ケレザ
 昨年12月に、町田市の地域支援事業の助成により開催の「つながろうひろがろう…」(12月2日開催)事業でスピーチされた、キルギス共和国から国士舘大学21世紀アジア学部に留学中のケレザさんを迎えて、キルギスで日常的に良く作るという、手延ばしの麺「ラグ麺」作りを体験した。

 キルギス共和国は、中国、カザフスタン、ウズベキスタンに挟まれた緑豊かな可愛らしい遊牧国家で、シルクロードで知られた天山山脈のすぐ下にある若い国だ。

当日のメニュウは、ラグ麺の他、講習日が丁度キルギスのお正月に当たるとの ことで、キルギスの北方地方のお正月用パイ風のお菓子‘トモモ’、キルギス 風にヨーグルトで和えたサラダ、ミルクティで、食事後、ケレザさんがコムズと いう三弦の珍しい楽器の演奏してくださり、会場にキルギスの雰囲気が盛り上がっ た。(参加者:17名 留学生:4名 ) 

← キルギス料理の説明をするケレザさん          詳しいレイシピ
強力粉を渾身の力で捏ねる    捏ねた種を30分ほど寝かして
   短冊状に伸ばす
       縦に5等分する    棒状に丸めて油をたっぷり塗り
   大皿に渦巻き状に並べる
ラグ麺材料:強力粉 500g 
ぬるま湯(約40℃) 200g+塩7g(捏ねる前に準備して置く)A   サラダ油

【麺の打ち方】
@ 大きめのボールで、粉にAを加えて良く捏ねて丸め、蓋をしておく。
A 15分くらいしたら更に表面が滑らかになるまで捏ねて10分程寝かせておく。…B

B大皿に油を塗っておく。
CBを取り出し、縦に5等分する。

D切り分けた一塊を、棒状に伸ばし、刷毛で油をまぶして渦巻き状にして大皿に順次並べて行く。

E30分ほど置いて、一番最初に伸ばしたところから両手の親指、人差し指、中指を回転させて、伸ばす。

FEの作業を2、3回繰り返し、麺が細くなった所で両親指に掛けて数回、まな板又は麺台に叩きつけて更に細く伸ばす。 

【茹で方】
 伸ばした麺は、できるだけ早く茹で、すぐ 冷水に取り良く洗う。

麺に掛ける具の材料:羊肉 300g  玉ねぎ 中1個 ジャガイモ 中2個  ニラ1束 大根 1/2〜1/3本 トマト水煮缶 1缶 サラダ油  適宜

【作り方】
@羊肉を細切りにする。

Aニラはざく切りにし、ニラ以外の野菜は、1.5cm程度の角切りにする。

B中華鍋に油を適宜加え、肉、玉ねぎ、ジャガイモ、大根を順次加えて炒める。

D火が通ったら塩で味付けをし、トマトとニラを加え、胡椒油を振り入れて仕上げる。

【食べ方】
茹でた麺に、上記の 具を掛けて食す。
渦巻き状に置いた麺生地を中心部から順次引き抜いて、指先でねじりながら繰り返し伸ばしてゆく 或程度に伸ばした後、両親指にあやとりをするようにひっかけて台に打ちつけながら延ばす
4・5人ずつグループになり、見よう見まねの手つきで、協力しながら麺を打つ参加者達 炒めた野菜をとっぴんしたラグ麺。
腰が強くてかみごたえがある 感動的な美味しい麺だ
中国人留学生の皆さんも一緒にラグ麺作りを楽しんだ     ラグ麺を楽しむ参加者達
     (手前左がケレザさん)
   ケレザさんの演奏で
   キルギスの民族楽器・コムズを聴く
↑クルミとレーズンに蜂蜜という上質な材料をぎっしり詰めたパイ風のお菓子「トモモ」。キルギス北 方のお正月には欠かせないお菓子だそうだ。 甘みはレーズンと蜂蜜だけの素朴な味わいが美味しい