‘わんりぃ’料理の会・報告
 〈日本の太海苔巻と中国のお焼きの教えっこの会〉

太海苔巻講師:山田賀世さん 中国のお焼き講師:呉躍鳳さん

於:三輪コミュニティセンター。第2第3会議室 2016年4月10日(日)
 太海苔巻きの具は干しシイタケ、かんぴょう、高野豆腐の含め煮と卵焼き、茹でホウレンソウにカニかまぼこの六種類。ほとんど山田さんが下ごしらえをしてきてくださったので、その場ではホウレンソウを茹で卵焼きを焼いたぐらいでした。厚焼き玉子を焼くのはマレーシア、タイ、フランスからの若いみなさんと中国からの呉さんです。箸を上手に使って卵をまとめていました。

 海苔の上にすし飯と大量の具を載せ一気にひと巻きする・・・筈でしたが、爆発しそう。すし飯や具がはみ出てしまいました。でも、山田さんが半分の海苔で包帯を巻くように手当てする方法を教えて下さったので、形が整いました。メデタシめでたし。

 中国のお焼きの材料は小麦粉と油で、実にシンプルでした。お焼きというよりも「中華パイ」とよびたいです。焼きあがると薄い皮が何層も重なり、食感はサクサクほろほろです。餡がなく皮だけのものと白砂糖を餡にしたものと二種類を教えていただきました。呉さんは粉の扱いが鮮やか。刀削麺を伸ばす麺職人のような手さばきでした。

 太海苔巻きとお焼きには素晴らしい共通点があります。それは、中に入れるものは自由自在に変えられるということ。太海苔巻きにはチーズ、アボカド、キュウリ、ソーセージ・・・。お焼きにはあんこ、ネギ、肉・・・。とんでもないものを入れても案外おいしかったりして、楽しめるかもしれません。(報告・高橋節子)



テーブルの上は24本分の太海苔巻の具材料が一杯 1本分ずつお皿に分けて並べる。結構な分量だが
それぞれの皿は一本分だ
講師の山田賀世さんが巻き方のデモをする 留学生たちも真剣な表情で巻いてみる
太海苔巻は、切り分けるのもそれなりのコツがある。 講師の呉さんの中華お焼き。材料は粉と砂糖とサラダオイル少々だけ、でもこんがり黄金色で、焼き立てのほろほろ、サクサク。粉食文化の知恵が一杯詰まっている感じで、味わいは格別だった。
(粉の伸ばし方:http://wanli-san.com/cooking/cooking%20title.html)
今回の活動では、イエリンさんとお母さん、崔貞(黒田真子)さんと崔さんの友人・宣さんの4名の中国の方に、マレーシア、タイ(3名)、フランスの留学生が加わって、国際色のある活動になった。
最後は皆でテーブルを囲んで‘美味しい会食’ 美味しい日を記念して撮影